2014年3月14日金曜日

河口湖




旅行の素敵なところって、いつもと違う場所で、いつもと違う話ができることだと思います。なんでしょうか、東京と違う景色が、そんな気分にさせてくれるのです。

名所をたくさんまわる旅行より、のんびりとぶらぶらと歩きながら、一緒にいる人といつもはしないような話をする時間が好きです。


先日、山梨は河口湖へ一泊遊びに行きました。
ガイドブックやサイトだけを見てルートを組む、みたいなことがあまり好きではないので、行ってみて良さそうなところがあったら立ち寄ろう、という旅行でした(そういえば年明けの箱根もこんな感じだった)。河口湖なら、新宿から一時間に一本くらいバスが出ていますしね。


ひとつだけ決めていた目的地は河口湖オルゴールの森
箱根にあるガラスの森に行ったことのある方は、あんな感じを想像していただけるといいと思います。庭園と展示館、ショップ、みたいな感じ。本当に作りが似ているし名前も同じパターンなので今調べたら、両方ともUKAIというグループの施設のようです。

ここはそもそも河口湖の観光情報サイトかなにかで見つけたところで、そんなに広いわけではなさそうだしあまり期待していなかったのですが、本当にいいところでした。
まず、オルゴールの森といっても展示されているのはオルゴールだけでなく、オルガンやオートマタ、オーケストリオンなど幅広いのです。どれも素晴らしいものばかりで、幅13mのダンスオルガンは見た目もさることながら演奏もものすごい迫力ですし、ドイツ製の可愛い手回しオルガンは実際に自分で音を出すことができます。一定のスピードで曲を演奏するがなかなか難しいのですが。タイタニック号に搭載される予定だったオーケストリオンなんて、なんでここにあるんだろう…なんて思ってしまいます。
オートマタは愛らしいテディベアのものから、フルートを吹く少年や小鳥に歌を教える少女のものなど多様で、そしてどれも実演して見せてもらえます。ビスクドールというものはそもそもなんだか狂気のような雰囲気を感じるのに、それをオートマタにするなんて、一体どんな人が作ったのでしょう。
それから、庭園にはたくさんのバラが植えられていて、四月の終わりからはその美しさも楽しめるようです。ピークは六月だとか。バラ庭園は、園芸誌でも特集されるくらい立派なよう。ミュージアムショップにバラのものが多かったのもそのためですね。私はバラのジャムを買って帰りました。驕った感じのない、可愛らしい香りのジャムです。

ここがどれくらい素敵だったかというと、観光は二人ともこれで満足してしまって、翌日はぶらぶらして帰ったくらいなのです。
バラの咲く季節にまた行けたらいいな。



そういえば、私のOLYMPUS PEN lite E-PL3がすっかり不調になってしまって、どうやらレンズの問題らしいのですが、シャッターがおりなかったり撮れてもパソコンに読み込むとどの写真もひどいピンぼけだったりします。
16日からモスクワへ行くのに修理は間に合わないし、本体も古いのだからいっそE-PL6を買おうかとも迷うところでなかなか決まらないので、さしあたってNikonのD5000を持って行くことになりそう…あんなの首から下げて歩いてたら首がもげてしまいますね。ただ記録するだけならiPhoneのカメラでも十分かなあとか、いろいろと迷うところです。

こんな大学に通っておきながら言うのもなんですが、私は飛行機が怖くてあまり外国に行きたいという気持ちがないというほどなので(行きたいし現地に着いてしまえば楽しいのだけどそれ以上に飛行機が怖い)、アエロフロートで直行なんて今からだいぶ精神を削っています……


0 件のコメント:

コメントを投稿